私はずっと「オーガズムってどんな感じ?」と疑問に思いながら過ごしてきました。でも、それを誰かに相談するのは恥ずかしくて、結局ひとりで悩んでいました。
今回は、私が調べたり試したりして分かったことをシェアしつつ、オーガズムの仕組みや解決策を紹介していきます。
目次
1. オーガズムとは?どんな仕組み?
1.1 オーガズムとは?
オーガズムは、性的な快感がピークに達したときに起こる身体と心の反応のことです。次のような特徴があります(Meston & Buss, 2007)。
- ドキドキして心拍数が上がる
- 骨盤周りの筋肉がギュッと収縮する
- 幸せホルモン(オキシトシンやドーパミン)が分泌される
- すごくリラックスした気分になる
1.2 どうすればオーガズムを感じられる?
オーガズムには、いろいろな要素が関わっています(Laan & Everaerd, 1995)。
- 体の要素 → クリトリスやGスポットの神経、ホルモンの働き
- 心の要素 → リラックスしているか、ストレスがないか
- パートナーとの関係 → 信頼感やコミュニケーションがあるか
2. よくある悩みとその原因
2.1 オーガズムを感じにくいのはなぜ?
「頑張ってもイケない…」「気持ちよくなれない…」そんな悩みを持つ女性は意外と多いようです。
オーガズム不全(Anorgasmia)と呼ばれ、主に次のようなパターンがあります(Basson et al., 2004)。
- 一度も経験したことがない
- 以前はできていたのに、今は感じられない
3. 私が試してみたこと&効果があったもの
3.1 体のケアで感度アップ
- ケーゲル体操 → 骨盤の筋肉を鍛えて感度アップ!(Bo et al., 2015)
- 血流をよくする運動 → 軽いヨガやストレッチで血行促進(Meston & Gorzalka, 1995)
- 骨盤底筋トレーニング → 骨盤周りの筋肉を鍛えることで、より強いオーガズムを得やすくなる
- 深呼吸とリラックス法 → 呼吸を整えることで体が緊張せず、快感を感じやすくなる
3.2 気持ちの持ち方を変える
- マインドフルネスで「今」を意識する → 気持ちが落ち着くと感じやすくなる
- 「自分の体をもっと好きになる」 → セルフイメージが良いと、オーガズムの確率も上がる!(Meana et al., 2011)
- ポジティブな自己対話 → 「私は気持ちよくなれる」「焦らず楽しもう」と考えることで、リラックスできる
- 五感を意識する → 音楽、香り、照明など環境を整えることで感度が上がる
3.3 セルフプレイとグッズ活用
- クリトリス刺激を試してみる → 75%の女性は膣内だけではオーガズムにならないとされています(Laan et al., 1994)。
- ローターやバイブを使う → 自分に合う刺激を知るのにとても役立ちます。
- 温感ジェルやローションの使用 → 感度を高めるアイテムを取り入れてみる
- プレッシャーを感じず、自分のペースで試す → 焦らず、心地よさを楽しむことが大切
4. まとめ
オーガズムの悩みは、人には話しづらいものですが、実は解決策がいろいろとあります。私もまだ完全に「これがオーガズムだ!」と言えるわけではありませんが、「自分の体を知ることが大切なんだ」と気づけたことが大きな一歩でした。
無理せず、少しずつ「心地よい感覚」を探していきましょう。
参考文献
- Basson, R., et al. (2004). “Sexual dysfunction in women: A re-evaluation of definitions and classifications.” The Journal of Sexual Medicine.
- Bo, K., et al. (2015). “Pelvic floor muscle training for female sexual dysfunction.” Cochrane Database of Systematic Reviews.
- Laan, E., & Everaerd, W. (1995). “Determinants of female sexual arousal: Psychophysiological theory and data.” Annual Review of Sex Research.
- Meana, M., et al. (2011). “Sexual self-schema and women’s sexual well-being.” Archives of Sexual Behavior.
- Meston, C. M., & Gorzalka, B. B. (1995). “The effects of sympathetic activation on physiological and subjective sexual arousal in women.” Behavioral Neuroscience.